妖獣機甲兵ワードラゴン リマスタード・サウンドトラックス

オリジナル発売年

1989-09-20

メーカー

アルシスソフトウェア

アーティスト

山中季哉

機種

PC-8801

ジャンル

オリジナルサウンドトラック

形式

MP3

配信開始

2008-02-08

価格

￥1650

PC-8801におけるアルシスソフトウェアの最終作『妖獣機甲兵ワードラゴン』(1989)。「サイバーパンク・アクション」を標榜し、88の技術的限界点を追究した一作だ。そのサウンドを通常音源版・サウンドボードII版ともこだわりの新録音＆リマスタリングで収録。他作品以上の高品質エンコーディングにてご堪能ください！


『リバイバー』『スタークルーザー』に続き、本作でも山中季哉氏がサウンドを手がけている。それまでの小気味よく瀟洒なサウンドから一転、本作では突き上げるように熱くパワフルなサウンドが特徴となっている。とりわけ激しいギターを全面に押し出した「Stage 1」が際立つが、それとは対照的な、幕間のビジュアルシーンを彩る美しい楽曲たちも忘れがたい。

本作のサウンドボードII版は、PC-8801史上もっとも積極的にサンプリング・サウンドを活用したゲームミュージックのひとつとしても評価の高いものである。ふんだんにコーラスを盛り込んだ「Visual Scene 4」、硬質なチョッパーベースが憎い「Stage 5」などが代表的なところだろう。いっぽう通常音源版は、『スタークルーザー』の質感を残しており、派手さはないが心地より仕上がりとなっている。また、オープニングでの両バージョンのSEの入り方の違いなどにも注目してほしい。

本作で開花したハードロック路線は、この直後に発売される『ナイトアームズ』で、さらなる洗練の高みへと飛翔していく。